【新茶の季節】美味しくて健康によい日本茶の種類
緑色のお茶は好きですか?最近でこそ綾鷹や生茶などペットボトルでも日常的に緑茶を飲めるようになりましたが、やはり私たち大人は急須で淹れて楽しみたいものです。
日本茶の種類について
お茶のパッケージに「玉露」とか「煎茶」とか「深蒸し」などと書いてあるのを見たことがないでしょうか?これってどう違うのか知ってますか?
これらの名前は日本茶の種類を表わしています。おなじ日本茶でも、またおなじ「やぶきた」茶でも、栽培方法や加工、製法によっていろいろなお茶になります。その日の気分やシチュエーションでお茶を選んでみるのもオツな楽しみです。
日本茶で最も生産量が多くポピュラーなのは煎茶ですね。一般的な煎茶(普通煎茶)は金色透明(黄色っぽい緑)で、さわやかで香りと渋みのバランスがとれたものです。緑茶のなかの約80%が煎茶です。
煎茶とは
茶畑で摘んだお茶をすぐに蒸して作ったお茶です。玉露とか番茶も煎茶に含まれます。蒸し時間を長くしたのが深蒸し煎茶です。そして煎茶の仕上げ段階で選別されてできるのが、茎茶や粉茶です。茎茶はすっきりさわやかな風味を楽しめます。粉茶は残った部分というイメージがありますが、本当においしいお茶であれば、安い値段で本格的な味が味わえます。
日本茶の品種 やぶきたとは?
日本茶をよく飲む方は、茶葉のパッケージなどで「やぶきた」という文字を見たことがあるかもしれません。やぶの北=日陰で栽培されたのか・・?と思ってませんか?実は私はずっとそう思ってました。
「やぶきた」というのは、お茶の品種の名前です。由来はやっぱり私の勘違いどおりやぶの北側でよい苗ができたことから名づけられたそうです。実はこの「やぶきた」品種、全国の茶畑の80%以上で栽培されています。ですからお茶を買うときに、パッケージに「やぶきた」って書いてあっても、特に希少なお茶ではないですから、「ああ、普通のお茶か・・」と思ってください。
これだけ多く広まっているのには理由があります。品質と収穫量が抜群によいのです。これが日本茶の生産の安定に大きく寄与していることは間違いありません。
「やぶきた」以外の品種としては埼玉の「さやまかおり」、静岡の「かなやみどり」、宇治の「あさつゆ」、そして「やぶきた」に次ぐ生産量を誇る(とはいえ数%)の九州南部の「ゆたかみどり」などがあります。
現在では品種開発が活発に行われており、食材としての品種や花粉症に効く品種などの開発も進められているそうです。今後に期待です。